文系ニートのためのブログ

文系ニートのためのブログです。

ニートは死ぬべきか?【そもそも問いがおかしい】

 

f:id:iamhimago:20201122180155p:plain

 

どうも、ひまごです。

ニートして2年、大阪でサラリーマンをやっています。

 

今日は、ニートは死ぬべきかについて。

結論は「死ぬべきではない」です。当たり前ですね。

 

そもそもなぜこんな問いが生まれるのか?

それは、いまの日本では役に立たないことが悪だからです。

 

コスパ」「生産性」という言葉をよく目にしますよね?

 これこそが、いまの日本人の頭のなかです。

 

できるだけ安く、できるだけ早く、できるだけ良いものが欲しい。

いつもそういうことを考えています。

 

だから、すぐに商品を届けてくれるAmazonは人気です。

Amazonでは、中古品を安く買うこともできますよね。

 

また、いまの日本人にとっては「役に立つ」のが正義です。

 

だから、役に立たない自然は切り開いて、ショッピングモールを作ります。

ペットを飼うのも、可愛いから=自分を満足させるからです。

 

この国では、働かない=役に立たないニートは悪なのです。

悪だと思っているから、「死ぬべきか?」なんて問いが出るわけです。

 

ニート自身が「死ぬべきか?」を問う理由

ニート自身が「ニートは死ぬべきか?」と考える場合もあります。

その原因は、思い通りにならない自分への自己嫌悪です。

 

「自分はもっと優秀なはずなのに」
「挑戦してみたいのにできない」
「こんな自分は死んだほうがいい」

 

と、自分を責めるのです。

 

ぼくがニートだったときも同じでした

優秀でない自分に価値はない。

昔のぼくもそう思っていました。

優秀でない人生なんてつまらないだろうと。

 

けれど、いまは違います。

普通の人生は素晴らしいと心の底から思います。

 

そう思うようになった決定打はありません。

長い時間をかけて、少しずつ変わっていきました。

 

変わるために、いろいろなことをしました。

たとえば、こんな感じです。

  • 得意でない科学の本を買って読んでみた
  • あまり行く機会がなかった美術館に足を運んでみた
  • 遠くの神社に行くのが良いと聞いて、日帰りで伊勢神宮に行ってみた

 

ダメ元で怪しい自己啓発セミナーに行ったりもしましたね。

さすがにありがたい壺は買わなかったですけど(笑)。

 

ニートは役に立つ

いまの日本人は、短期的で直接的なメリットばかりを重視します。

そういう人たちにとっては、これからもニートは役に立たない存在でしょう。

 

けれども、長期的に考えれば、ニートの経験はかならず役に立ちます。

 

たとえば、人が変わるには時間がかかることを学びました。

言い換えれば、時間はかかるけれど、人は変わることも学んだわけです。

 

ニートのときに死ななくて良かったな。

いまではそう思っています。

 

それでは。

 

関連リンク