文系ニートのためのブログ

文系ニートのためのブログです。

ニートの親に言いたいことがある【結論:ニート問題は〇〇が悪い】

f:id:iamhimago:20201123121509p:plain

 

どうも、ひまごです。

ニートして2年、大阪でサラリーマンをやっています。

 

今日は、ニートの親に言いたいことがあります。

 

最後まで読んでもらえると嬉しいです。

 

ぼくもかつてはニートでした

大卒で入った会社を8ヵ月で退職しました。

仕事が嫌でたまらず、大学院受験を言い訳に辞めました。

 

翌年の夏に受験本番を迎えました。不合格でした。

退職から8ヵ月が経過していました。

 

落ちた理由はシンプルです。

まともに勉強せずに本ばかり読んでいたからです。

 

このとき、ぼくは親の仕送りで暮らしていました。

一般的には大学院浪人という状態ですが、勉強はしていません。

つまりはニートです。

 

大学院を落ちて、これからどうするかを考えました。

親と相談して、教員免許取得のために浪人を延長しました。

 

結局は、教員免許の勉強もやめてしまいました。

最初はレポートを提出したりしていましたが。

 

さすがにぼくは落ち込みました。

やりたいことがわからない。

どうすればいいかわからない。

 

フリーターをしながらやりたいことを探そう。

どうにかして、絞り出した考えでした。

 

そのことを親に電話したら、ケンカになりました。

 

「まずは社会で実績を残しなさい。やりたいことはそれからだ」

と父に言われました。

 

「お願いだから、バカなことはやめて」

と母は泣いていました。

 

ぼくは親を恨みました。

どうして理解してくれないのか?

どうして最後まで話を聞いてくれないのか?

 

「実績がないくせに偉そうなことを言うな」 

ぼくは、親の言葉をこのように受け取りました。

そのころ、友人からも同じ内容を言われたばかりでした。

 

「あいつらを黙らせたい」

「実績さえあれば、あいつらを黙らせられるんだ」

 

ぼくはもう一度、就職することにしました。

 

若者がニートになる理由

あらためて振り返ると、本当に最低だなと思います。

親の気持ちなんて、まったく分かっていませんでした。

 

けれど、ニートの経験から分かったこともあります。

 

そのうちの一つが、若者がニートになる理由です。

結論から言うと「思い込み」です。

 

人間は思い込みに支配されます。

世間を知らない若い人は特にそうです。

 

「心からやりたいことを見つけて活躍したい」

 

ぼくがニートのときに思っていたことです。

やりたいことを見つけて活躍すれば、お金もたくさん稼げる。

そうすれば、結婚して作る家族や親の役にも立てる。

 

これが思い込みです。

やりたいことだからといって、活躍できるわけではありません。

家族や親の役に立つなら、さっさと就職した方が賢明です。

 

「自分がニートなのは親の育て方が悪いせいだ」

こういうことを、ニート本人から言われた方もいると思います。

自分の子供から言われれば、本当に傷つくと思います。

 

でも、これも思い込みなのです。

親の育て方が悪いのと、ニートになるのに関係はありません。

育て方が悪くても、ニートではない方はたくさんいますから。

 

ニートの親は悪くない

ニートの親は悪くありません。

働かない子供を養っているのだけでも、めちゃくちゃ偉いです。

 

「甘やかすから良くない」と言う人がいますが、全然わかっていませんね。

自分の子供が落ち込んでいたら、普通は優しくしてあげたいものです。

ぼくの子供がニートになったとしても、同じことをすると思います。

 

社会問題というのは社会に原因がある

それでは、やはりニート本人が悪いのでしょうか?

いいえ、ニート本人も悪くありません。

 

ニート問題の責任は、社会にあります。

 

たとえば、社会全体を工場、ニートを不良品としましょう。

※例えが悪いですがご理解ください

 

不良品が1〜2つなら、まあそういうことも起こるか、という感じです。

 

しかし、不良品があまりに多いとき、明らかに原因は工場にあります。

ニート問題もこれと同じなのです。

 

※評論家の岡田斗司夫さんのアイデアを引用しました

blog.livedoor.jp

 

ニート問題を解決するには?

結論からいうと、これといった答えはありません。

なぜなら、ニートは心の問題だからです。

 

心は機械ではありません。

こうすれば正解というのはないのです。

 

しかし、やらない方がいいことはあります。

それは「説得」です。

 

人間は他人から押し付けられた考えを拒否します。

特に若いニートは、他人にコントロールされるのを嫌います。

 

一見すると、ぼくは親の説得で就職したように見えますが、あれは偶然です。

 

人間は変わることができるか?

就職して1年間、ぼくは親を恨みました。

帰省時にも、仕事の話はしたくありませんでした。

 

でも、2年目から少しずつ変わっていきました。

 

自分がどれほど狭い世界にいたかを痛感しました。

思ったほど会社は怖くないことも知りました。

 

人間が一発で変わる方法はありません。

就職してからも親を恨むということは、中身は変わってないわけですから(笑)。

 

結局は、たくさんの小さな積み重ねが大切なのです。

人間が変わるには、どうしても時間がかかります。

ですが、 少しずつであれば変わっていくことができるのです。