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「ニートは甘え」と怒る人が正しい理由【結論:ニートは〇〇だから】

ニートは甘え」

 

そう言って怒る人は多い。

たしかに、自分は働いているのに、だらだらしている奴がいたら、むかつくかもしれない。

 

どうして、むかつくのだろうか?

 

改めて考えると疑問が残る。

ニートがだらだらしようが、彼らの仕事量が増えるわけでない。

 

なのに、なぜニートは嫌われるのか?

 

結論は「ニートは悪だから」だ。

 

役に立たないものは悪

アメリカでやっていいことは、インドではやったらダメかもしれない。

文化によって価値観はまったく違うからだ。

 

いまの日本の価値観とは何だろう?

 

答えは「役に立つものは良い」というものだ。

逆に言うと「役に立たないものは悪い」ということになる。

 

Amazoneが人気なのは、役に立つからだ。

 

安く早くたくさんの人に利益を与えてくれる。

Amazonが役に立っている事実を否定する人は、なかなかいないだろう。

少なくとも、Amazonを日常的に使っている人のなかには。

 

では、ニートはどうだろう?

 

言うまでもなく、ニートは役に立たない。

 

家にいてメシを食うだけだ。

場合によっては、家族に危害を加えたりもする。

 

この時点では、犬などのペットと同じだ。

 

しかし、ニートはペットみたいに可愛くもない。

ニートVSペットは、ニートの敗北なのだ。

 

だから、ニートは日本では嫌われてしまう。

 

悪は滅ぶべしこそが人類の歴史

人間にとって、つねに悪は滅ぼすべき存在だった。

 

だから、キリスト教はたくさん異教徒を殺してきた。

キリスト教徒にとって、キリスト教以外の信者は悪だからだ。

 

いまの日本における悪は、役に立たないものすべてである。

 

だからこそ、役に立たない自然を破壊して、ショッピングモールを建てる。

だからこそ、愛想の尽きたペットをためらいなく路上へ捨てる。

 

それが、いまの日本では正しいからだ。

 

ニートに残された選択肢

結論は「誰かの役に立つ」か「死ぬ」かだけだ。

どれだけ嫌がろうと、いまの日本ではそうするしかない。

 

…と、厳しいことを言ってみたが、

「役に立つ」とは、必ずしも企業で正社員をやることではない。

 

どんな形であれ、誰かの役に立ちさえすればいい。

べつに正社員ではなくて、アルバイトでもかまわない。

 

役に立ちさえすれば、日本では生きていける。

既存の職業にこだわる必要もない。

 

他人の話を聞いてあげるだけでも、充分に役に立つ。 

また、「山奥ニートというのも、近ごろは有名らしい。

限界集落で暮らすことで、地域のお年寄りの役に立ったりするそうだ。

 

business.nikkei.com

 

つまりは、なんでもいいから他人の役に立てばいい。

 

また、その際、めちゃくちゃ有能である必要はない。

 

普通の人にできることを、普通にやるだけでいい。

そう考えると、少しだけ生きるのがラクになる。

 

関連リンク

www.amazon.co.jp